Authyの代わりになる認証アプリ
AuthyはiPhoneで今も使えます。ただ、コードは電話番号にひもづけられ、エクスポートはできず、パソコン版はすでに終了しています。よい代わりのアプリは、同じ6桁のコードを作り、アカウントが不要で、いつでもコードを持ち出せます。
Authyから乗り換える理由
- 電話番号で登録します。2024年7月、Authyを運営するTwilioは、攻撃者が保護されていないエンドポイントを使ってAuthyアカウントの電話番号を割り出したと発表し、フィッシングSMSに注意するよう呼びかけました。Twilioのセキュリティ情報(英語)
- エクスポートできません。Twilio自身も、乗り換えるにはアカウントごとに2段階認証を設定し直す必要があると説明しています。The Register(英語)
- パソコン版は終了しました。Windows、Mac、Linux版のAuthyは、2024年3月19日に提供が終了しました。Twilio(英語)
選ぶときのポイント
- 標準のコード(TOTP)。「認証アプリ」に対応したサービスなら、どこでも使えます。
- エクスポート。QRコードやファイルで、いつでもコードをほかのアプリに移せること。
- アカウントも電話番号も不要。漏れるものも、ログインする先もありません。
- 自分で管理できるバックアップ。エンドツーエンドで暗号化される同期か、パスワード付きのバックアップファイル。
- ロック。Face IDで保護し、アプリを切り替えるとコードが隠れること。
iPhoneで使える主なアプリ
- Appleの「パスワード」アプリ(iOS 18以降)は、確認コードをパスワードと一緒に保存し、iCloudキーチェーンで同期します。すでにパスワードの管理に使っているなら便利です。Apple サポート
- Google Authenticatorは、すべてのアカウントをQRコードでエクスポートできます。同期にはGoogleアカウントが必要です。
- Microsoft Authenticatorは、ほかのアプリにエクスポートできません。
- 2FASとEnte Authは無料のオープンソースで、どちらもエクスポートできます。
- Kodeは私たちが作っているアプリです。詳しくは下をご覧ください。
Authyから移行する手順
- 新しいアプリをインストールします。Authyはまだ消さずに残しておきます。
- サービスに1つずつログインし、セキュリティ設定で2段階認証を開いて、認証アプリの変更を選びます。
- 表示された新しいQRコードを新しいアプリでスキャンし、コードを入力して確認します。
- いったんログアウトし、新しいコードでログインし直します。うまくいってから、Authyでそのアカウントを削除します。
7桁のコードに注意。Twitchなど一部のサービスはAuthy独自の仕組みで設定されていて、7桁のコードを表示します。このコードはAuthyでしか使えません。ログインできなくならないよう、Authyのアカウントを削除する前に確認してください。
Google、Microsoft、GitHubなどの設定画面へのリンク付きの詳しい手順:Kodeにコードを移す
Kode:アカウント不要の認証アプリ
Kodeは、Peter Theillが作ったiPhoneアプリです(300円の買い切り)。アカウントも電話番号も広告もなく、ネットワーク通信もしません。鍵はiPhoneのキーチェーンに保存され、エンドツーエンドで暗号化されるiCloudキーチェーンで新しいiPhoneにも引き継がれます。
ほかのアプリにはいつでも移れます。どのアカウントもQRコードで表示でき、仕様を公開している形式で暗号化バックアップをエクスポートできます。Google Authenticator、2FAS、Aegis、1Password、Bitwarden、otpauth://リンクを含むファイルから読み込めます。Authyからは読み込めません。Authyがエクスポートできないためです。